高血圧症

高血圧症とは?

高い血圧が続く状態です

血圧とは血液が血管を押す圧力のことで、そうした状態が続くことを高血圧症と言います。高血圧状態が長く続くと、血管を悪くする動脈硬化を引き越します。これにより血管が潰れたり、破れたりすると心筋梗塞、脳梗塞、慢性腎臓病などの合併症を引き越します。

高血圧の診断

健康診断や病院での検査で140/90mmHg、ご家庭での測定で135/85mmHgとなる場合には、高血圧症と診断されます。なお、正常な血圧の130/85mmHg未満で、最適な血圧は120/80mmHg以下とされています。

高血圧症はどうして怖い?

重篤な疾患の原因となります

他の生活習慣病と同じように、高血圧症そのものに症状はありません。著しく血圧が高い状態だと、頭痛や吐き気などの症状が現れることがありますが、それ以外では目立った自覚症状はありません。
ただし、症状がないからと言って放置していると、血管を悪くする動脈硬化を引き起こして心筋梗塞や脳梗塞の原因となる場合があります。こうした重篤な疾患を招かないためにも、適切に治療して血圧をコントロールする必要があります。

高血圧症を治療するには?

お薬以外にも方法があります

高血圧症の治療ではお薬を使用するケースが多いですが、それ以外の方法もあります。それは食生活の見直し、ダイエット、運動、禁煙などの生活習慣の見直しです。こうしたお薬に頼らない治療に力を入れるのが必要です。
生活習慣の改善だけではすぐに効果が現れないため、治療を始めたばかりの頃はどうしてもお薬に頼る必要がありますが、一度服用し始めたからといって、一生続けなければいけないというわけではなく、その後の取り組みによりお薬の量を少しずつ減らしていくことは可能なのです。

必要な場合には適切なお薬を処方します

患者さんの状態によっては、どうしてもお薬が必要になる場合があります。そうした時には、適切なお薬を選んで処方するようにしています。「適切なお薬」と聞くと、「新しく開発されたお薬」をイメージされるかもしれませんが、そうとは限りません。
20~30年前から使用されているお薬では、大きな副作用や、「効かない」ということはあまりないと言えます。なぜなら、そんなお薬は時間の淘汰を受けて淘汰されるはずだからです。つまり、「実は古いお薬の方が適切」ということが言えるのです。さらに言うと、新しいお薬は費用がかかりますが、古いお薬は廉価ですので、費用面での負担が抑えられます。

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